人体の身体が現在の環境に適応しきれていない件について
現在の環境は変化が目まぐるしく起こっております。
農業、産業、技術、都市、デジタルこれらの革命が狩猟採集民の生活に比べ様々な革命が起きており人々は「座って」過ごす時間が明らかに増え、肥満の人は世界中で増加し明らかな運動不足が原因の1つである可能性は非常に高いです。
2型糖尿病やアレルギー鼻炎などアフリカのサバンナを駆け巡る人々にはあまり縁がなかった病であると考えられております。
一言でまとめると人類は自分達で豊さを求め環境をより良いものに改善した結果
ライフスタイルを変え、肥満や精神疾患、健康問題を世界中で引き起こし寿命のまでも影響を与えている
と サピエンス異変の著者 ヴァイバー・クリーガン=リードは本書で述べております。
この本は人類史をテーマに狩猟採集民の生活から現代の私たちの暮らしまで人類の生き方の変遷と現在の環境に適応しきれておらず、体をもっと動かくべきだと警鐘を促している本です。
しかも、日常的にジムで身体を動かし運動しているから安心ではなく労働時間の増加、娯楽までも座って行う行動が増えていると本書では取り上げられております。
◆ 座りっぱなしは死を招く
2014年イギリススポーツ医学ジャーナルにも掲載されている論文では、、、、
※性別や人種問わずに運動を毎週行わない人の心血管代謝のリスクファクターになりうると記述しています。
クッションに2時間同じ姿勢で腰掛けるたびに血流が減り血糖値が下がり、糖尿病、心臓病、肥満の原因になりしかも1日の運動基準を満たしている成人でさえもリスクがたかまりかねないと。。。。
休息する際、労働時間中、カフェでのランチどの国でも存在する日常の光景ですがそのあたり前な行動が死を招く危険性が高まりますよーーーと身体が社会環境に適用していないことを表す重要な文章だと思います。
この本は人類史の歴史書かとおもいきや科学的観点から、姿勢をロックし続けることで発生する身体的被害(スローモーション災害)がどれほど身体の健康を害しているかが実感できる1冊となっております。
デスクワークのひとは適度に姿勢を変え立ち上がり座りっぱなしの状態から脱却し意図的に身体を動かし続け、早歩きや自然の中を散歩したり階段を極力使用しましょう。
立っているときも疲労感を感じたら適度に姿勢を変え休ませてくださいね。
食事 歴史 世界中の健康問題 身体的被害 腰痛 肥満 それらに立ち向かう対策
これらの知識をバランスよく簡単に学ぶことのできるおすすめの1冊でした。
是非興味のある方は手に取ってみてくださいね