集中力とマルチタスク
「集中力」は筋肉やメンタルと脳と同じように鍛えることができることをご存知でしょうか
では、どうすればいいか。
判断に迷わないように選択肢を絞ることと「今」に集中すること
これに尽きます。
皆さんも経験があるかと思いますが、
やり残したことや決断途中の事柄(行くか行かないかなどの約束事や先延ばしにしてる未完の予定など)
その選択の不安や迷いこそが集中力を削ぐ原因の1つであります。
判断に迷うのは選択肢が多すぎる世の中なので避けては通れない道でありますが…
人はどうしてもやり残したことが気になってると「今」に集中が出来ない生き物で
狩猟採集時代に果物や木の実を取ってる際にずっと集中してたら猛獣から襲われる危険性があり咄嗟に次ぎの行動へ移すことが必要でその生き残りが私達なので当然といえば当然ですが笑
ちなみに人間の集中力はどのくらいで途切れるしょうか?
・ その時間わずか、「2.8秒」
ミシガン州立大学の実験によると
▪️集中しなければならないPC作業を被験者に行ってもらい集中してる作業中にポップアップ画面を出した場合どのぐらい影響が出るか調べたところ集中力が2.8秒で低下し4.4秒で3分の1まで低下するということでした。
つまり、仕事中に他人に話しかけられたり
集中してる作業中に通知が来て2.8秒以上気をとられると集中出来ていない状態だということになります。
「単純計算すると半分で終わる作業が2倍かかることに…」
これだけでも集中力がいかに大事で作業の効率に影響が出るかがわかる内容ですね。
また、マルチタスクは同時進行で作業を進め効率的に作業が捗ってるように見えますが
実は、脳にはかなりの負担がかかっております。
これは心理学や脳科学、行動経済学の複数の研究によって証明されており
「マルチタスクが作業効率を40%低下させシングルタスクに比べて作業時間が50%長くなり、作業ミスが50%増加する」と指摘もあります。
作業の切り替えの際に集中するまでに25分もかかってしまうとのデータも…
このことは上記の内容とつながってるようにも思えますね。
ついやってしまいがちですが、
あれこれ手をつけず、1つの作業を一つずつこなした方が効率的に捗るし、「今」に集中出来るので一個一個タスクをこなし
完了して成果を出した後に次の作業に取り掛かることを実践していきたいものです。
そのためには不安や焦り迷いなどの感じを含む妨げとなるものをなるべくカットして日常のあらゆる行動の「今」に目を向けてみてはいかがでしょうか。
美人にキスしながら安全運転ができる人間は、キスに十分集中していない。
※参考文献 倒れない計画術 メンタリストdaigo